大学卒業から定年までは約40年、中間に位置する40代は経験を活かして進むことも失敗を取り戻す為に戻ることも可能な年齢なため、悩みを抱える時期です。
中途採用には年齢制限を設ける企業があり、独立して借金を返済するには高齢では不利、住宅ローンを組むにも年齢の壁は生じます。
しかし悩みの多くは自ら生み出すことが多く、後になってみれば下らないことで悩んでいたと気づくのが人の常です。
少子高齢化が進む日本ではますます介護職の需要は高まり、異業種から参入する企業も増えてきます。
今までは介護に関連する企業が母体になって介護施設を運営していましたが、異業種が経営母体になると介護スタッフの有り方も変わってきます。
従来までは介護のみ行っていれば収入を得ることが出来ましたが、異業種により特徴ある介護施設が増えると、スタッフも特徴に順応して働くことが求められます。
今後増える利用者は、高度成長期やバブル経済を謳歌してきた団塊世代、多趣味な方が多い世代なため、介護施設ではバリエーション豊富なサービスを提供しなくてはならなくなります。
介護職に就く方は、今後は積極的に自身をアピールできる積極的な職員が多くなり、職場の雰囲気も変わってくるかもしれません。
職場の雰囲気が変わることに抵抗を感じる方がいますが、団塊世代全てが個性的な方ばかりではなく、静かに過ごしたい方など様々な人がいるので心配することはありません。
万能型の介護スタッフもいれば、利用者一人一人に寄り添う介護スタッフ、悩みを抱えた利用者には共に悩むことの出来る介護スタッフも必要になるため、自身の持ち味を生かして働くことが大事になってくるでしょう。